知っておきたい!園芸用語『土性』とは?

土に関する用語

知っておきたい!園芸用語『土性』とは?

ガーデニング入門者

先生、園芸の用語で、土性という言葉があるみたいなのですが、何ですか?

ガーデニング研究家

土性とは、土を構成する砂と粘土の割合による分類のことだよ。粘土含量により、次の5種類に区別されているんだ。

ガーデニング入門者

5種類あるんですか!どんな種類があるんですか?

ガーデニング研究家

砂土(12.5%以下)、砂壌土(12.5〜25%)、壌土(25〜37.5%)、埴壌土(37.5〜50%)、埴土(50%以上)の5種類があるよ。

土性とは。

土の性質は、土を構成する砂と粘土の割合によって分類され、粘土の含有量により5種類に分けられます。

砂土:粘土含量が12.5%以下
砂壌土:粘土含量が12.5〜25%
壌土:粘土含量が25〜37.5%
埴壌土:粘土含量が37.5〜50%
埴土:粘土含量が50%以上

土性の分類

土性の分類

土性を分類すると、大きく分けて3つのタイプがあります。

砂質土は、砂の割合が高く、水がすぐに排出され、乾燥しやすい土壌です。保水性や保肥性が低いため、水や肥料を頻繁に与える必要があります。しかし、水はけが良く、根が十分に伸びるため、根菜類や果樹に向いています。

粘土質土は、粘土の割合が高く、水が浸透しにくく、水はけが悪い土壌です。保水性と保肥性は高いですが、通気性が悪く、根が十分に伸びないため、根菜類や果樹には向きません。また、乾燥するとひび割れが起こりやすく、水はけを改善するために、砂やパーライトを混ぜて使用することがあります。

壌土は、砂と粘土の割合がバランスよく配合されており、水はけと保水性が適度に保たれた土壌です。保肥性も高く、ほとんどの植物に向いています。また、通気性も良く、根が十分に伸びるため、根菜類や果樹の栽培にも適しています。

砂土

砂土

砂土とは、砂粒の多い土壌のことです。砂は粒が大きく、水はけが良く、空気もよく通ります。その一方、保水性や保肥力が低く、肥料が流れやすいという欠点もあります。砂土は、サボテンや多肉植物、観葉植物など、乾燥を好む植物を育てるのに適しています。また、砂を混ぜることで、水はけを良くし、根腐れを防ぐことができます。
砂土は、砂の含有量が多いほど水はけが良くなりますが、保水性や保肥力は低下します。また、砂の粒の大きさが大きいほど水はけが良くなりますが、保水性や保肥力は低下します。砂土を改善するには、有機物を加えて保水性や保肥力を高めることが有効です。有機物には、堆肥や腐葉土、ピートモスなどがあります。有機物を加えることで、砂土の団粒構造を改善し、水はけを良くしながらも保水性や保肥力を高めることができます。

砂壌土

砂壌土

砂壌土とは、砂の含有率が高い土壌のことです。砂壌土は、一般的に水はけが良く、耕作がしやすいのが特徴です。また、通気性や排水性に優れ、作物の根が張りやすい土壌です。

砂壌土は、砂質土よりも粘土質土よりも水はけが良く、耕作しやすい土壌です。また、通気性や排水性に優れ、作物の根が張りやすい土壌です。ただし、砂壌土は、保水力や保肥力が低いため、水やりや肥料の管理を丁寧に行う必要があります。

砂壌土は、果樹や野菜の栽培に適しています。特に、水はけの良さを好む果樹や野菜の栽培に適しています。また、砂壌土は、花卉の栽培にも適しています。花卉は、水はけの良さを好む植物が多く、砂壌土は花卉の栽培に適しています。

壌土

壌土

壌土とは、砂壌土、シルト質壌土、粘壌土の3つに分類され、土壌の硬さや排水性を表しています。砂壌土は、砂の含有量が多い土壌で、水はけが良く、通気性も良好です。シルト質壌土は、シルトの含有量が多い土壌で、水持ちが良く、保水性にも優れています。粘壌土は、粘土の含有量が多い土壌で、水はけが悪く、通気性もあまり良くありません。

壌土は、植物の生育に適した土壌として知られており、多くの植物を栽培することができます。しかし、砂壌土は水持ちが悪いため、水やりをこまめにしなければならないというデメリットがあります。シルト質壌土は、水はけが良いため、水やりの頻度を減らすことができますが、保水性がないため、乾燥しすぎないように注意が必要です。粘壌土は、水はけが悪く、通気性もあまり良くないため、植物の生育に適していません。

埴壌土

埴壌土

埴壌土とは、粒子の細かい粘土質土壌のことです。 このタイプの土壌は、水はけが悪く、酸性度が高く、干ばつにもなりやすいです。そのため、埴壌土を庭に使用する場合、排水や土壌の改良が必要になります。

埴壌土を改良する方法はいくつかあります。一つは、砂や堆肥を混ぜることです。これにより、土壌の通気性と排水性が向上します。もう一つは、石灰を混ぜることです。これにより、土壌の酸性度を下げることができます。

埴壌土は、粘土質なので水持ちが良いという特徴があります。その反面、水はけは悪いので、植物の根が酸素不足に陥りやすくなります。また、アルカリ性土壌なので、酸性の土壌を好む植物は育ちにくくなります。埴壌土を改良することで、植物が育ちやすい環境を作ることができます。

埴土

埴土

埴土(はにつち)は、粘土、シルト、砂のバランスが均等で、水はけと水もちがよい土質のことをいいます。埴土は、植物の根が張りやすく、養分や水分を保持しやすい土壌です。そのため、さまざまな植物を育てるのに適しています。特に、花壇や畑、芝生など、広い面積に植物を育てるのに適した土質です。

埴土は、水はけがよく、水もちもよいので、植物の根腐れを防ぐことができます。また、保水性と保肥性に優れているので、肥料や水分を保持しやすく、植物の生育に適しています。また、埴土は、団粒構造を形成しやすいので、通気性もよく、根の呼吸を促進することができます

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