園芸用語『自根苗』とは? 接ぎ木苗との違いを解説

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園芸用語『自根苗』とは? 接ぎ木苗との違いを解説

ガーデニング入門者

「園芸の用語『自根苗(接ぎ木苗の項目を参照。)』について教えてください。

ガーデニング研究家

接ぎ木苗とは、2種類以上の植物を組み合わせて作った苗木です。接ぎ木苗を作るには、台木と呼ばれる植物の上に穂木と呼ばれる植物を接ぎ合わせます。穂木は、接ぎ木したい植物の部分です。自根苗とは、接ぎ木をせずに育てた苗木のことです。

ガーデニング入門者

接ぎ木苗と自根苗の違いは何ですか?

ガーデニング研究家

接ぎ木苗は、接ぎ木をした後に育てた苗木なので、台木と穂木の両方の性質を持ちます。自根苗は、接ぎ木をせずに育てた苗木なので、台木の性質のみを持ちます。接ぎ木苗は、自根苗よりも病害虫に強く、収穫量が多いというメリットがあります。しかし、台木と穂木の性質が合っていないと、生育不良を起こすこともあります。

自根苗とは。

自根苗とは、接ぎ木をせずに育てられた苗木のことです。

自根苗とは?

自根苗とは?

自根苗とは、接ぎ木をせずに、種から育てた苗木のことです。接ぎ木苗とは異なり、台木と穂木の2つの品種を合体させたものではなく、苗木全体が同じ品種で構成されています。そのため、品種本来の性質をそのまま受け継いでおり、病害虫に強い、育てやすい、結果がつきやすいなどの特徴があります。また、接ぎ木苗よりも幹が太く、樹勢が強い傾向があります。しかし、接ぎ木苗に比べて、成長が遅く、価格が高くなる傾向があります。

接ぎ木苗とは?

接ぎ木苗とは?

接ぎ木苗とは、異なる種類の植物の接ぎ穂と台木を接合させて作られた苗のことです。接ぎ穂は、接ぎたい植物の枝や芽のこと。台木は、接ぎ穂を接ぐための土台となる植物の根や幹のことです。接ぎ木をすることで、接ぎ穂と台木の両方の特徴を活かすことができます。例えば、接ぎ穂に実をつける品種の植物と、台木に病気に強い品種の植物を使用することで、実をつけやすく病気にも強い植物を作ることができます。また、接ぎ木することで、植物の生育を早めたり、矮性化したりすることもできます。

自根苗と接ぎ木苗の違い

自根苗と接ぎ木苗の違い

自根苗とは、接ぎ木をせずに、種から育てた苗木を指します。一方、接ぎ木苗とは、別の品種の台木に、目的の品種の穂木を接ぎ合わせた苗木のことです。

これらは、生育速度や耐病性、耐寒性など、様々な点で異なる性質を持っています。一般的に、自根苗は接ぎ木苗よりも成長が遅く、病害虫に弱く、耐寒性も低くなります。しかし、自根苗は、接ぎ木苗よりも根張りが良いことが多く、植え替えや移植に適しています。また、自根苗は、接ぎ木苗よりも寿命が長いことが多いです。

自根苗のメリット

自根苗のメリット

-自根苗のメリット-

自根苗には、接ぎ木苗にはないメリットがいくつかあります。まず、接ぎ木苗とは異なり、根腐れを起こしにくいことです。これは、接ぎ木苗の場合、台木の根と穂木の根が別々であるため、どちらかの根が腐るともう片方の根にも影響が及んでしまうからです。一方、自根苗は根が一本であるため、根腐れを起こしにくいのです。

また、自根苗は接ぎ木苗よりも丈夫で長持ちする傾向があります。これは、接ぎ木苗の場合、台木と穂木の生育スピードや性質が異なるため、接ぎ目が弱くなってしまうことがあるからです。一方、自根苗は根と穂木が一体であるため、そのような心配がありません。

さらに、自根苗は接ぎ木苗よりも安価であることが多いです。これは、接ぎ木苗は台木と穂木を別々に育てる必要があるため、生産コストが高くなるからです。一方、自根苗は根と穂木が一体であるため、生産コストが抑えられます。

自根苗のデメリット

自根苗のデメリット

自根苗のデメリットは、病害虫に弱く、育ちが遅く、果実が小さくなることです。接ぎ木苗は、品種の異なる木を接ぎ合わせることで、親木の性質を子木に受け継がせることができますが、自根苗は親木と同じ性質を持っているため、病害虫に弱く、育ちが遅く、果実が小さくなるというデメリットがあります。また、接ぎ木苗は、接ぎ穂と台木の相性が悪いと、木が育たなくなったり、病気になったりすることがありますが、自根苗は、このような心配がありません。しかし、自根苗は、接ぎ木苗よりも育てやすく、寿命が長いというメリットがあります。

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