陰生植物とは?日陰で育つ植物の特徴
陰生植物とは、日陰で育つ植物のことです。日陰では、光合成に必要な光が十分ではないため、他の植物よりも光合成効率が低く、成長が遅いのが特徴です。また、葉は薄く、葉緑素の量が少ないため、緑色が薄いことも特徴です。
日陰は、光量が少ないだけでなく、温度や湿度が高くなる傾向があります。そのため、陰生植物は、高温多湿にも耐えられるように、厚い表皮や気孔を持つなど、さまざまな適応をしています。
陰生植物は、森林の林床や、山間の湿った場所などに多く分布しています。また、このような環境に生息する動物の糞など、栄養が少ない土壌でも生育できるものが多いです。