園芸の用語『連作障害』について
連作障害とは、同じ植物の種類を連続して同じ土地に栽培すると、生育不良や病害虫の発生が多くなる現象です。長期間同じ作物を栽培すると土壌が疲弊し、作物が育ちにくい状態になります。これは、作物が成長するのに必要な養分を土壌から吸い上げ、土壌中の養分が不足してしまうからです。また、同じ作物を連続して栽培すると、土壌に病原菌や害虫が蓄積され、作物が病害虫の被害を受けやすくなります。特に、連作障害が出やすい植物は、アブラナ科(キャベツ、ブロッコリー、チンゲン菜など)、ナス科(トマト、ナス、ピーマンなど)、マメ科(エンドウ、インゲン、ソラマメなど)などです。これらの植物は、土壌から多くの養分を必要とするため、連作障害が起こりやすいのです。