空芯菜の花が咲きました!開花の条件や食味の変化について

我が家では毎年、空芯菜を家庭菜園で育てていますが、今年初めて花が咲きました。
朝顔のような美しい白い花。空芯菜が朝顔と同じヒルガオ科サツマイモ属であることが目でわかりました。
いつもは花が咲くことなく、涼しくなると枯れてしまっていたので、とても嬉しかったです♪
2023年10月4日、空芯菜の蕾を発見
空芯菜の蕾を見つけたのは、2023年10月4日のことでした。

初めてのことでしたので、なかなかにテンションが上がりました。
うっすら紫色がかかった蕾でしたので、「青っぽい花が咲くのかな?」と楽しみにしておりました。
2023年10月17日、空芯菜の花を発見
空芯菜の花が咲いているのを見つけたのは、それから約2週間後の2023年10月17日でした。

真っ白! 少しも青みがかっていはいません。
ちょっと虫に食べられちゃってますが、とても綺麗です。
非常にテンションが上がりました。
蕾から開花まで約2週間かかりましたが、朝顔もそれぐらいの日数がかかるので、おそらく2週間前に見つけた蕾が開花したものと思われます。
空芯菜の花の寿命は1日
2023年10月18日にも空芯菜の花を発見
翌日、2023年10月18日にも空芯菜の花を見つけました。

こちらは虫食いもなく、綺麗な状態を保っています。
マリーゴールドに囲まれているのが良かったのでしょうか。
そう言えば、葉の虫食いも、こちら側の株のほうが少ないです。
やはり虫除けにマリーゴールドは効果ありますね。
翌日にはしぼんでしまった空芯菜の花
その翌日、2023年10月19日に同じ花を見に行ってみると、この通りしぼんでいました。

空芯菜は花の寿命も朝顔と同じ、1日のようです。
空芯菜の花が咲く条件
空芯菜は、「短日条件」で花が咲く「短日植物」です。
短日条件とは、夜(暗期)の時間がだんだん長くなること。
暗期が13時間以上になると花芽をつける植物を、「短日植物」と言います。
日本で暗期が13時間以上になるのは、秋分を過ぎた頃から(場所により異なります)。
10月4日に花芽をつけた空芯菜は、まさにその条件に合致しています。
でも、空芯菜を毎年育てているのに、今まで花が咲かなかったのはなぜでしょうか。
それはおそらく、今年の秋が暖かいからだと思います。
昨年までは秋に気温が十分に下がり、花を咲かせるほどの勢いがなくなってしまっていたのでしょう。
空芯菜の種は自家採種できるのか
空芯菜の種は毎年買っていますが、できれば自家採種したいところ。
しかし、日本での自家採種はかなり難しいみたいです。
沖縄ぐらい暖かい地域なら可能なようですが、本州以北では種ができる前に寒さで枯れてしまうのでしょう。
ただ、花が咲く時期を人工的に早めれば可能性もあるようです。
空芯菜の花は、短日条件で咲きます。
その性質を利用して、段ボールなどで株を覆い隠し、暗い時間を強制的に長くしてあげれば、花を早い時期に咲かせることができます。
かなりめんどくさそうですし、空芯菜にもかわいそうなやり方ですが、一度実験してみたいなあとは思います。
空芯菜の花は食べられる?茎葉の味は落ちる?
空芯菜は花にも毒はないので食べられます。
が、別に美味しいものではありません。
わざわざ花を摘んで食べる必要はないと思いますが、収穫した茎に花や蕾がついていても大丈夫です。
一般的な野菜と同じように、花が咲く頃には茎葉の味は落ちます。
でもそれは旬の時期に比べて味が落ちるというだけで、全然美味しいです。
我が家の空芯菜も勢いは衰えてきましたが、まだまだ元気そうなので、枯れるまでありがたく頂きたいと思います。
