イヌタデ(犬蓼)を食べる!赤まんまを美味しく食べる方法
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イヌタデは、「役に立たないタデ(蓼)」という意味から名付けられました。
辛味成分のタデオナールを含み、香辛野菜として利用される「ヤナギタデ」に対して、イヌタデには辛味成分がなく、香辛料としては使えないからです。
でも実際にはイヌタデにも薬効があるとされていて、食用としては辛味がないので美味しく食べられます。
「タデ食う虫も好き好き」ということわざは、「タデのような辛くて美味しくないものでも好んで食べる虫がいるように、人の好みはそれぞれ」という意味。
ここで言うタデとは「ヤナギタデ」のことを指していますので、食用としてはむしろイヌタデのほうが優秀ではないでしょうか。
それなのに「役に立たない」なんて、ひどい由来ですよね⋯⋯。
ちなみに、植物の名前に付けられる「イヌ」は、「無駄な」、「役に立たない」という意味でよく使われます。
「否(いな)」が由来とする説もありますが、「犬」という漢字が使われていることから、犬に由来している可能性も十分あるかと思います。
今でこそ大切な家族の一員として飼われる犬ですが、「犬死に」、「犬侍」、「犬畜生」、「犬も食わぬ」と言われるように、昔は犬を明らかに軽蔑していたのかもしれません。
イヌタデは11月4日の誕生花で、花言葉は「あなたの役に立ちたい」です。
「役に立たないタデ」と名付けられたのに、なんて健気なんでしょう。
実際には食用にも薬用にもなりますし、ままごと遊びでも使われる有用な植物。
イヌタデには「赤まんま」という別名があり、これは子どもたちがままごと遊びで、ピンク色の花の粒を赤飯代わりに使っていたことが由来です。
家庭菜園でも雑草扱いされてしまうことが多いイヌタデ。
食べると美味しくて、薬草にもなりますので、あなたもぜひ活用してみてください♪