花序とは?植物の花のつき方に注目
ガーデニング入門者
先生、園芸の用語で『花序(かじょ)』ってどういう意味ですか?
ガーデニング研究家
花序とは、植物の種類によって、花が一定のつき方をすることを指す用語です。花が咲く「総状花序(そうじょうかじょ)」、花が穂状に咲く「穂状花序(すいじょうかじょ)」、花が四方に向いて咲く「散房花序(さんぼうかじょ)」などがあります。
ガーデニング入門者
なるほど、そうなんですね。じゃあ、その3つの花序をそれぞれ具体的に教えてもらえますか?
ガーデニング研究家
総状花序は、キンギョソウやルピナスの花のように1つの茎に下から順に花が咲きます。穂状花序は、ケイトウやサルビアのように花が穂状に咲きます。散房花序は、アマリリスやリコリスのようにそれぞれの花が四方に向いて咲きます。
花序とは。
花序とは、植物の種類によって花がつく一定の並び方のことです。
花序には、以下のような種類があります。
* 総状花序:キンギョソウやルピナスの花のように、1本の茎に下から順に花が咲く。
* 穂状花序:ケイトウやサルビアのように、花が穂状に咲く。
* 散房花序:アマリリスやリコリスのように、それぞれの花が四方に向いて咲く。
花序とは
花序とは、植物の花のつき方を分類したものです。花は、茎の先に単独で咲くものもあれば、複数の花が集まって咲くものもあります。後者が花序です。花序は、花のつき方によって、穂状花序、総状花序、散房花序、円錐花序、頭状花序、複散房花序など、さまざまな種類があります。
花序は、植物の生息地や環境に適応した進化の結果です。例えば、風媒花は、風に乗って花粉を運ぶため、花序は穂状花序や総状花序のように、風が通りやすい形をしています。また、虫媒花は、虫を誘引するために、花序は散房花序や円錐花序のように、花が目立つ形をしています。
花序は、植物の分類や生態を知る上で重要な手がかりです。また、花序は、植物の美しさや魅力を表現する重要な要素でもあります。
総状花序
-総状花序-
総状花序とは、花柄がほぼ同じ長さで、主軸に沿って位置する花序のことです。花はすべて同じ方向を向き、花軸の基部から順に開花していきます。タンポポやヒマワリなどの頭状花序と区別するため、穂状花序とも呼ばれます。
総状花序は、アブラナ科、キク科、サクラソウ科など、さまざまな科の植物に見られます。アブラナ科の菜の花、キク科のヒャクニチソウ、サクラソウ科のオオイヌノフグリなどが、総状花序の代表的な例です。
総状花序は、花が密集して咲くため、華やかで美しい印象を与えます。また、花が順に開花していくので、開花期が長く、長い間花を楽しむことができます。総状花序は、公園や庭先、フラワーアレンジメントなど、さまざまなシーンで利用されています。
穂状花序
穂状花序とは、花が茎に沿って密に並んでつく花序のことです。穂状花序は、単一の茎に花がつく単穂状花序と、複数の茎に花がつく複穂状花序に分類されます。単穂状花序は、オオバコやタンポポ、複穂状花序は、イネやコムギ、オオムギなどに見られます。穂状花序は、花が密集して咲くため、華やかな印象を与えます。また、花が茎に沿ってきれいに並ぶため、鑑賞価値も高いです。穂状花序は、多くの植物に見られる花序であり、植物の繁殖に重要な役割を果たしています。
散房花序
散房花序とは、メインの茎から短い花柄が枝分かれして、それぞれの花が放射状に咲いている状態のことです。花序は、植物の花のつき方によって分類されるものであり、散房花序はその中でも比較的よく見られる花序です。散房花序は、花序のメインの茎が長く、その茎から放射状に短い花柄が伸びて、それぞれの花がついています。花柄の長さは均一ではなく、花序の中心部にある花ほど長く、外側にある花ほど短くなっています。これにより、花序全体が球形や半球形になるのが特徴です。
散房花序は、多くの種類の植物で見られます。代表的な例としては、スイートピー、チューベローズ、リンドウなどがあります。これらの植物は、花序のメインの茎が長く、その茎から放射状に短い花柄が伸びて、それぞれの花がついています。花柄の長さは均一ではなく、花序の中心部にある花ほど長く、外側にある花ほど短くなっています。これにより、花序全体が球形や半球形になります。散房花序は、その美しい花姿から、観賞用として人気があります。また、散房花序は、花序の中心部にある花ほど早く咲いていき、外側にある花ほど遅く咲いていきます。これにより、花序全体が長い期間にわたって咲いているように見えます。これは、昆虫を惹きつけて受粉を促すための工夫と考えられています。
その他の花序
その他の花序
円錐花序は、花が円錐状に配置された花序です。この花序は、ヒメジョオンやエノコログサなどによく見られます。穂状花序は、花が穂状に配置された花序です。この花序は、イネやムギなどによく見られます。頭状花序は、花が頭状に配置された花序です。この花序は、キクやヒマワリなどによく見られます。散形花序は、花が散らばって配置された花序です。この花序は、ニンジンやセリなどによく見られます。