園芸用語「芽かき」とは?その目的や効果、やり方をご紹介
ガーデニング入門者
先生の芽かきについて教えて頂いたのですが、芽かきにはどのような効果があるのでしょうか?
ガーデニング研究家
芽かきは、徒長や不必要な着花を避け、草姿を整えるために行われます。キク栽培などでは、わき芽だけを除くと頂芽に栄養分が集中し、大きくてよい花を咲かせることができます。
ガーデニング入門者
徒長や着花を避けるとは、具体的にどのような効果があるのですか?
ガーデニング研究家
徒長を抑えると、茎や葉が丈夫になり、倒伏しにくくなります。着花を抑えると、栄養分が果実や花に集中するので、品質が向上します。
芽かきとは。
芽かきとは、栽培する植物にとって不要な芽を取り除く作業のこと。伸びすぎて邪魔な芽や、花や実をつける以外の芽を取り除くことで、植物の健康を保ち、収穫物の質を高めることができます。例えば、キク栽培では、わき芽だけを除くと頂芽に栄養分が集中し、大きくてよい花を咲かせることができます。
そもそも芽かきとは?
「芽欠き」とは、植物の成長に不要な芽を取り除く作業のことです。この作業を行うことで、植物の成長を促し、花や実の付きを良くする効果があります。また、風通しをよくすることで、病害虫の発生を抑えることもできます。
芽欠きは、植物の成長に応じて行う必要があります。一般的には、本葉が3~4枚になった頃に始めます。その後、定期的に芽欠きを行い、植物の成長をコントロールします。
芽欠きを行う際には、不要な芽を根本から取り除きます。このとき、葉を傷つけないように注意しましょう。また、一度に多くの芽を取り除かないように注意しましょう。そうすることで、植物に負担をかけないようにできます。
どのようなタイミングで芽かきを行うべき?
芽かきを行うべきタイミングは、植物の種類や成長段階によって異なります。 しかし、一般的な目安として、新芽が5〜10cm程度に伸びた頃が適期とされています。この時期であれば、新芽がまだ柔らかく、簡単に摘み取ることができます。また、植物の成長が盛んな時期でもあるため、芽かきを行うことで、より効果的に枝葉の混み合いや徒長をを防ぐことができます。
ただし、植物の中には、芽かきを行う時期に注意が必要なものもあります。例えば、バラは、新芽が伸び始めると同時に芽かきを行う必要がありますが、遅すぎると花芽を傷つけてしまう可能性があります。また、ツツジやサツキなどの花木は、花後すぐに芽かきを行うのが一般的です。こうすることで、次のシーズンに花を咲かせるための準備を整えることができます。
いずれにせよ、芽かきを行う際には、植物の種類や成長段階を考慮して、適切な時期に行うことが大切です。そうすることで、芽かきの効果を最大限に発揮することができます。
芽かきを行う主な方法をご紹介
芽かきを行う主な方法をご紹介
芽かきを行う方法は、大きく分けて2つあります。1つ目は「摘心」とよばれる方法で、これは主茎や側枝の先端を摘み取ることで、その下の脇芽の成長を促す方法です。2つ目は「根切り」とよばれる方法で、これは主茎や側枝の付け根近くを切断することで、その上の枝の成長を促す方法です。摘心は、樹木の高さを抑えたり、側枝の数を増やしたりするのに効果的です。根切りは、樹木の幅を広げたり、花や実の数を増やしたりするのに効果的です。芽かきを行う際には、樹木の状態や目的によって、どちらの方法を選択するのかを決める必要があります。
芽かきを行う際の注意点
芽かきを行う際の注意点
芽かきは、植物の成長を促すために必要な作業ですが、いくつかの注意点があります。
- 芽の種類を見極める
- 時期を間違えない
- 間引きすぎない
- 切り口をきれいにする
芽かきを行う前に、芽の種類を見極めることが重要です。
植物には、生長点の先端にある「主枝」と、主枝から分かれて生える「側枝」があります。
芽かきを行うのは、側枝であり、主枝はそのまま残します。
芽かきは、植物の成長期に行うのがベストです。
成長期は、植物の種類によって異なりますが、一般的には春から秋にかけてです。
冬の間は、植物の成長が緩慢になるため、芽かきは行いません。
芽かきは、間引きすぎないように注意しましょう。
間引きすぎると、植物の成長が弱まってしまうことがあります。
一般的には、側枝の1/3程度を間引くのがよいとされています。
芽かきをした後は、切り口をきれいに整えておきましょう。
切り口が汚いと、そこから病害虫が侵入してくることがあります。
切り口は、鋭利なハサミで切り、切り口に殺菌剤を塗布しておくとよいでしょう。