園芸の用語『切り戻し』、その効果ややり方を解説!
ガーデニング入門者
先生、『切り戻し』ってどういう意味ですか?
ガーデニング研究家
『切り戻し』とは、茎や葉を刈りこむことで、一度満開を迎えた植物の枝を切りつめ、再び満開を迎えさせるようにする方法です。草勢の弱った株や、伸びすぎた株、老朽化した株を再生させる目的で行います。
ガーデニング入門者
なるほど、『切り戻し』は、植物を再生させるためにするんですね。ところで、『切り戻し』をするときに、何か注意しなければならないことはありますか?
ガーデニング研究家
はい、『切り戻し』をするときは、枝に何枚かの葉を必ず残すことが重要です。また、このとき、追肥が不可欠です。
切り戻しとは。
切り戻しとは、茎や葉を刈り込むことを指し、株の再生を目的として行われます。一度満開を迎えた植物の枝を切りつめ、再び満開を迎えさせるようにしたり、草勢の弱った株や、伸びすぎた株、老朽化した株を再生させたりする際に実施します。切り戻しを行う際には、枝に何枚かの葉を必ず残すことが重要です。また、切り戻し後には、追肥を行うことが不可欠です。
切り戻しの意味と目的とは?
切り戻しとは、植物の枝や葉を部分的に切り取ることで、その後の成長を促す技術です。ガーデニングや園芸において、植物を美しく整えたり、花をたくさん咲かせたりするために施します。切り戻しを行うことで、枝や葉の更新、不要な枝の除去、花芽の形成など、さまざまな効果が期待できます。
切り戻しの目的は、大きく分けて3つあります。
- 植物の成長を促す
- 植物の形を整える
- 花をたくさん咲かせる
植物の成長を促すためには、不要な枝や葉を切り取ることで栄養を集中させる必要があります。また、新しい枝や葉を発生させることで、より元気な植物に育てることができます。
植物の形を整えるためにも、切り戻しが有効です。不要な枝や葉を切り取ることで、すっきりとした形に整えることができます。また、切り戻しを行うことで、よりコンパクトに育てることも可能です。
花をたくさん咲かせるためにも、切り戻しが重要です。花芽を形成するためには、定期的に切り戻しを行う必要があります。切り戻しを行うことで、より多くの花芽を形成し、花をたくさん咲かせることができます。
切り戻しのタイミングはいつ?
切り戻しのタイミングは、植物の種類や状態によって異なります。一般的に、切り戻しは植物が成長期にある春から初夏に行われます。この頃、植物は新芽をどんどん伸ばしており、切り戻しをしてもすぐに回復することができます。また、切り戻しは、植物が花を咲かせ終わった後に行うのも良いでしょう。花が咲いた後、植物は種を作るためにエネルギーを費やします。このため、花が咲き終わった後は、切り戻しをして植物を休ませ、次の成長期に備えて体力回復を手助けします。
切り戻しを行う手順
切り戻しを行う手順を解説します。
1. -剪定ばさみなどの道具を準備する。-
刃が鋭い剪定ばさみ、手袋、保護メガネなどを用意します。細かな枝の剪定や葉の剪定には、ガーデンシザーや枝打ちばさみも有効です。
2. -切り戻しを行う時期を知る。-
植物によって最適な切り戻し時期は異なります。一般的に、春の3月から5月、秋の9月から11月が適期とされています。
3. -切り戻す枝や葉を選ぶ。-
枝や葉が込み入っている部分、枯れている部分、徒長している(長く伸びすぎている)部分などを中心に切り戻します。
4. -切り戻しを行う。-
枝や葉を剪定ばさみで切り、切り口は平らにします。太い枝を切る場合は、ノコギリを使用します。
5. -切り口に癒合剤を塗る。-
切り口に癒合剤を塗ると、傷口の保護と殺菌を促すことができます。
6. -切り戻し後の管理を行う。-
切り戻し後は、水やりや肥料を適切に行い、植物を元気に育てます。
切り戻しの注意点
切り戻しの注意点
切り戻しを行う際には、いくつか注意点があります。まず、切り戻しは1年間に1回までにとどめましょう。切り戻しを何回も繰り返すと、植物が弱ってしまいます。また、切り戻しを行う時期にも注意が必要です。切り戻しは、植物が休眠期に入っているときに行うのが一般的です。休眠期とは、植物の成長が止まっている時期のことです。休眠期に切り戻しを行うと、植物が新しい芽を出しやすくなります。
切り戻しを行う際には、切り戻す位置にも注意が必要です。切り戻す位置は、植物の種類によって異なります。そのため、切り戻しを行う前に、植物の種類を確認しておきましょう。また、切り戻す際には、切り戻す枝を清潔な剪定ばさみで切ります。剪定ばさみは、ホームセンターなどで購入することができます。
切り戻しを行う際には、切り戻す枝の太さにも注意が必要です。太い枝を切り戻す場合は、ノコギリを使用します。ノコギリは、ホームセンターなどで購入することができます。切り戻しを行う際には、切り戻す枝の切り口を保護するのが大切です。切り口を保護することで、切り口から細菌や害虫が侵入するのを防ぐことができます。切り口を保護するには、木工用ボンドや癒合剤を使用します。木工用ボンドや癒合剤は、ホームセンターなどで購入することができます。
切り戻し後の管理方法
切り戻し後の管理方法
切り戻し後の植物は、弱ってしまわないよう、適切な管理をしてもらいたいものです。
まず、切り戻し後すぐに、水やりと肥料を施肥してあげます。
水やりは、切り口から雑菌が入らないように、根元にたっぷりと与えます。
肥料は、切り戻しによって、一度落ちた勢いを、もう一度取り組むために与えます。また、切断面が乾燥しないように、切り口に癒合剤を塗ってあげます。
また、切り戻し後の植物は、一時的に弱ってしまっているため、風通しの良い、日陰で休ませることも必要です。
そして、これらを踏むことで、切り戻し後の植物は、また、再び元気に育つと考えられています。