園芸用語『仮根』とは?
仮根の種類
仮根とは、植物が根を張る前に発達する一時的な根のことです。種子から発芽したばかりの植物や、挿し木をした植物に仮根が生じます。仮根は、本根とは異なり、土壌から水分や養分を吸収することはできません。しかし、仮根は、植物が土壌に固定され、成長するために必要な水分や養分を一時的に蓄える役割を果たしています。
仮根には、いくつかの種類があります。もっとも一般的な仮根は、ひげ根です。ひげ根は、細くて長い根で、植物の茎の下から生えてきます。ひげ根は、土壌に深くまで伸びて、植物を固定する役割を果たしています。
もう一つの仮根の種類は、不定根です。不定根は、植物の茎や葉から発達する根です。不定根は、ひげ根よりも太く、短く、植物に水分や養分を供給する役割を果たしています。
仮根は、植物が成長するにつれて、本根に置き換わっていきます。本根は、仮根とは異なり、土壌から水分や養分を吸収することができ、植物を支える役割を果たしています。