園芸用語『土寄せ』の解説
-# 園芸用語『土寄せ』の解説
-# 土寄せとは何か?
土寄せとは、植物の根元や株元に土を寄せて盛り上げる作業のことです。土寄せをすると、根が土に深く張り巡らされ、植物が倒れにくくなり、水や養分をしっかり吸い上げることができるようになります。また、土寄せをすることで地温が上がり、植物が寒さから守られる効果もあります。
土寄せは、植物の生長を促し、収穫量を増やすのに効果的な作業です。特に、ナスやキュウリなどの夏野菜や、ダイコンやニンジンなどの根菜類は、土寄せをするとよいでしょう。
土寄せをするタイミングは、植物の種類や生長具合によって異なりますが、一般的には、定植後1ヶ月程度経って、株がしっかりとしてきた頃に土寄せを行います。土寄せをする際は、株元の周りの土を軽く耕してから、株元に土を寄せていきます。土を寄せる量は、植物の種類や株の大きさによって異なりますが、一般的には、株元の周りの土を10cm程度高く盛り上げます。
土寄せをするときは、水やりを控えるようにしましょう。土が湿った状態だと、土寄せをしても土が崩れやすく、根が傷んでしまうことがあります。