園芸の用語『硬実』について
園芸の用語「硬実」について
硬実とは、種子の周りが固い殻で覆われている状態のことである。硬実の種子は、水や酸素が中に入りづらい構造になっているため、発芽しにくいという特徴がある。このような種子は、長時間休眠状態を維持することができるため、長い間保存することができる。
硬実は、様々な植物に見られるが、特にバラ科やマメ科の植物に多くみられる。例えば、バラの種子は硬実であり、発芽するまでに数ヶ月かかる。また、大豆や小豆などのマメ科の植物の種子も硬実であり、発芽するまでに数週間かかる。
硬実の種子を植える際には、あらかじめ種子の周りを傷つけたり、水に浸したりして、殻を柔らかくしてから植える必要がある。そうすることで、種子の発芽率を高めることができる。