園芸用語『防腐剤』とは?木材の腐敗を防ぐ薬剤
防腐剤とは、木材の腐敗を防ぐ薬剤のことです。木材は、雨や湿気にさらされると、腐敗してしまいます。腐敗の原因となるのは、木材に含まれるセルロースやヘミセルロース、リグニンなどの成分を栄養源とする菌類です。菌類は、木材を分解して栄養源を得ることで、木材を腐敗させます。
防腐剤は、木材に浸透することで、菌類の生育を抑制し、木材の腐敗を防ぎます。防腐剤には、さまざまな種類がありますが、一般的に使用されているのは、クレオソート、銅系防腐剤、アルカリ系防腐剤などです。
クレオソートは、木材に浸透すると、殺菌作用と防虫効果を発揮します。しかし、クレオソートは、毒性があるため、取り扱いには注意が必要です。銅系防腐剤は、クレオソートよりも毒性が低く、取り扱いやすい防腐剤です。アルカリ系防腐剤は、木材に浸透すると、アルカリ性の環境を作り出し、菌類の生育を抑制します。アルカリ系防腐剤は、毒性が低く、取り扱いやすい防腐剤です。