園芸用語『複合耐病性』とは？
ガーデニング入門者
園芸の用語『複合耐病性』とはどのような意味ですか？
ガーデニング研究家
複合耐病性とは、二種以上の耐病性を持つことをいいます。トマトの複合耐病性としては、半身萎凋病の他、萎凋病・タバコモザイクウイルス・葉かび病・条腐病・斑点病などの耐病性を兼ね備えた品種が発表されています。
ガーデニング入門者
複合耐病性を持つ品種は、どのようなメリットがありますか？
ガーデニング研究家
複合耐病性を持つ品種は、単一耐病性品種に比べて、病気に罹りにくく、また罹患しても被害が軽微です。そのため、農薬の使用量を減らすことができます。
複合耐病性とは。
複合耐病性とは、二種以上の病気に強い性質を持つことを言います。トマトの複合耐病性の例としては、半身萎凋病だけでなく、萎凋病、タバコモザイクウイルス、葉かび病、条腐病、斑点病などにも強い品種が作られています。
そもそも、『複合耐病性』とは？
複合耐病性について考える前に、まずは複合という意味と、耐病性という意味を分けて考えます。
composite(複合)とは、ラテン語で「一緒に」を意味する「com」と、「置く」を意味する「ponere」が合わさって生まれた言葉です。したがって、その意味は、複数のものを組み合わせることです。
resistance(耐病性)とは、病気に対する抵抗力のことです。よく似た言葉にimmunity（免疫）というものがありますが、resistanceとimmunityは意味が異なります。
resistance（耐病性）とは、特定の病気に感染しても、それを押さえ込み、病気の進行を阻止する能力のこと。一方immunity（免疫）とは、病原体と接触しても、そもそも感染しない能力のことです。
複合耐病性はなぜ必要？
複合耐病性とは、複数の病気に対して耐性を持ち、病気になりにくい植物の性質を指します。 これは、植物の健康を維持し、収穫量を高めるために重要な特性です。
複合耐病性は、植物の遺伝子によって決まります。 植物の品種の中には、特定の病気に対して耐性を持つものがあり、それが複合耐病性として現れます。 たとえば、トマトには、トマトモザイクウイルス、タバコモザイクウイルス、青枯れ病など、さまざまな病気に対して耐性を持つ品種があります。
複合耐病性は、植物の健康を維持し、収穫量を高めるために重要です。病気にかかった植物は、健康な植物よりも成長が遅く、収穫量も少なくなります。また、病気にかかった植物は、他の植物に病気を伝染させる可能性もあります。複合耐病性を持つ植物は、これらの病気にかかりにくいので、植物の健康を維持し、収穫量を高めることができます。
トマトでの複合耐病性の例
複合耐病性とは、複数の病気に耐性のある性質を指します。 トマトでは、複数の病害に対して耐性のある品種が開発されており、複合耐病性品種と呼ばれています。
トマトでの複合耐病性の例としては、トマトモザイクウイルス（ToMV）、葉かび病、斑点病に耐性のある品種があります。 この品種は、これらの病害に感染しても症状が現れにくく、収穫量や品質に影響が出にくいという特徴があります。
複合耐病性品種は、病害虫の発生を抑えることができるため、農薬の使用量を減らすことができます。また、病害虫に強い品種を栽培することで、農家の収入を安定させることができます。
複合耐病性を持つ品種のメリット
複合耐病性を持つ品種のメリットは、複数の病害に同時に耐性を持つため、より広範囲の病害を防ぐことができます。単一の耐病性を持つ品種よりも、複合耐病性を持つ品種の方が、病害に罹患するリスクが低くなります。また、複合耐病性を持つ品種は、農薬の使用量を減らすことができるため、環境にも優しいです。さらに、複合耐病性を持つ品種は、病害に強いため、栽培の手間が省け、初心者でも簡単に育てることができます。複合耐病性を持つ品種は、さまざまなメリットがあるため、園芸初心者にも経験者にもおすすめです。
複合耐病性を持つ品種の選び方
複合耐病性とは、複数の病気に同時に強い特製を持つことです。複数の病気に同時に強い品種は、複合耐病性品種と呼ばれます。
複合耐病性品種は、病害虫に強いだけでなく、農薬の使用量を減らすことができます。そのため、環境に優しい園芸を楽しむことができます。
複合耐病性品種を選ぶ際には、耐病性のある品種であることを確認することが大切です。耐病性の品種は、袋やラベルに「耐病性」と記載されています。また、複合耐病性品種を選ぶ際には、複数の病気に強い品種を選ぶことが大切です。複数の病気に強い品種は、より安心して栽培することができます。
