園芸用語『号』とは？鉢の大きさを表す単位を解説！

園芸用語『号』とは？鉢の大きさを表す単位を解説！

号とは何か？

号とは、鉢の大きさを表す日本の伝統的な単位です。鉢の上部内径を指し、1号は3寸、つまり約9.1センチメートルに相当します。鉢の大きさは、号数が大きくなるほど大きくなります。

例えば、3号鉢は上部内径が約9.1センチメートル、4号鉢は約12.1センチメートル、5号鉢は約15.2センチメートルです。号は、鉢の大きさを簡単に比較できるため、園芸ではよく使われています。鉢の大きさは、植物の種類や生育状況に合わせて選ぶ必要があります。

鉢が小さすぎると、植物が根を張ることができず、生育不良を起こす可能性があります。逆に、鉢が大きすぎると、土が多すぎて水はけが悪くなり、根腐れを起こす可能性があります。

号の由来は？

園芸で「号」とは、鉢の大きさを表す単位です。鉢の直径を基準に、1号から12号まであり、数字が大きいほど鉢が大きくなります。号の由来は、江戸時代初期に鉢の大きさを表すために使われた「号数」が起源です。号数は、鉢の直径を寸で表したもので、1号は6寸、2号は8寸、3号は10寸、4号は12寸、5号は14寸、6号は16寸、7号は18寸、8号は20寸、9号は22寸、10号は24寸、11号は26寸、12号は28寸でした。

明治時代に入ると、号数は廃止され、代わりに「号」が用いられるようになりました。号は、号数のまま数字だけを残したもので、1号から12号まであります。号の大きさは、号数とほぼ同じですが、若干の違いがあります。例えば、1号の鉢は、号数では6寸でしたが、号では6.5寸になっています。これは、号数の廃止に伴い、鉢の大きさをより正確に表すために、号の大きさが調整されたためです。

号の使用方法

号は鉢の大きさや高さ、幅を測る単位です。号数は鉢の直径を表しており、1号は約3センチ、2号は約6センチ、3号は約9センチと、号数が大きくなるにつれ、鉢の直径も大きくなります。号は鉢の大きさを表す単位として広く使われており、園芸店やホームセンターなどで鉢を購入する際には、号数を確認して、植物に合った大きさの鉢を選ぶことが重要です。

鉢の号数は一般的に、鉢の底から縁までの高さを表します。例えば、3号鉢の場合は、鉢の底から縁までの高さが約9センチであることを意味します。鉢の幅は、号数によって異なりますが、一般的には、号数の2倍程度が鉢の幅になります。例えば、3号鉢の場合は、鉢の幅は約18センチ程度になります。

鉢を選ぶ時の注意点

鉢を選ぶ時の注意点

鉢を選ぶ際には、植物のサイズや種類に合ったものを選ぶことが大切です。鉢が大きすぎると、土が乾きにくくなって根腐れを起こすことがあります。また、鉢が小さすぎると、根が窮屈になって成長が阻害されることがあります。

鉢のサイズを選ぶ際には、植物の根鉢の大きさよりも一回り大きいものを選ぶのがよいでしょう。また、植物の種類によっては、専用の鉢が必要なものもあります。例えば、ランは水はけの良い鉢、サボテンは通気性の良い鉢を使う必要があります。

鉢を選ぶ際には、他にも注意すべきことがあります。鉢の底に穴が開いていることを確認しましょう。穴が開いていないと、水が鉢の中にたまって根腐れを起こす原因になります。また、鉢の表面にひび割れや欠けがないかどうかも確認しましょう。ひび割れや欠けがあると、そこから水が漏れてしまったり、植物が怪我をしたりする可能性があります。

号と号数、サイズとの違い

日本では、鉢の大きさを表す単位として「号」が使われてきました。この「号」とは、本来、茶の湯で使われた茶碗の大きさを表す言葉で、茶碗の直径を指します。茶碗の直径は、その茶碗が何人の客に茶を供することができるかによって決まり、１号は直径１寸２分、２号は直径２寸４分、３号は直径３寸６分、４号は直径４寸８分、５号は直径６寸、という具合に、１号上がるごとに直径が１寸２分ずつ大きくなっていきます。

やがて、茶碗だけでなく、鉢の大きさや瓶の直径も「号」で表されるようになりました。現在では、鉢の大きさを表す単位として「号」が広く使われており、「号数」とは、鉢の直径を100分の1インチで表した数値を指します。例えば、5号鉢とは、直径が500分の1インチ、つまり5インチの鉢を意味します。

号数とサイズの違いですが、号数は鉢の直径を表す数値ですが、サイズとは鉢の大きさを表す言葉です。サイズには、小、中、大、特大などがあり、鉢の直径によってサイズが決まります。例えば、5号鉢は、直径が5インチなので、中サイズに分類されます。