園芸の用語『ネコブセンチュウ』について
ネコブセンチュウとは、「根こぶ病」という植物の病気をもたらす小さな寄生虫です。およそ400種が確認されており、世界中の農作物、果物、野菜、観賞植物に害を及ぼします。ネコブセンチュウは、植物の根に侵入し、根を肥大させて「根こぶ」と呼ばれるがま口状のこぶ状の腫れものを作ります。この根こぶは、植物の根系の働きを阻害し、栄養と水の吸収を妨げて、植物の成長を阻害します。ネコブセンチュウは、主に土壌を介して拡散し、土壌に含まれる根こぶセンチュウを植物が吸収することで感染します。